定員オーバー

いよいよ12月に入ってしまいました。師走とは言え、大学は2学期制のところがほとんどなので、それほど師走という感じはしませんが、入試関係では確かに忙しいようです。新聞の記事に出ていましたが、大都市圏の大手私学が定員オーバーで学生を採りすぎているので、定員割れしている地方にシフトするように対策を取るとのことです。別に地方でなくても、定員割れしている私立大学はいくらでもあるので、地方にシフトするかどうかは疑問ですが、我が大学でもありがたいことです。定員をオーバーして採っていても、どっちみち余り授業に出てこないだろうと思っているのでしょう。どう教育するかより、いかに沢山の学生を集めるかが大切なようです。団塊世代の頃は、大手私大の階段教室やマンモス教室の事は新聞に出たりしていました。今は、ネットを使えば、大学に来なくても授業が成立するようにも思います。テストを受けるのと、クラブ活動をしにくるだけでよいのかも知れません。そういうスタンスの大学ができてもよいのかも知れませんが。しかし、後5年もすれば、学生数の減少からパイの奪い合いになるのは必至ですから、大手と言えども安心はできないでしょう。代ゼミのような事態はどこにでも起こりうることでしょうから。まして、中小では、生き残りを賭けて今、必死の対応が取られているようです。