合理的配慮

今年は修学支援の申請がまだ続いています。我が大学が精神的疾患があっても修学しやすいという評判でも立ったのでしょうか、それとも精神疾患を持った学生が増えたのでしょうか。急に増えることはないでしょうから、前者が理由なのでしょうか。それ自体はとても良いことだと思いますが、ただ対応は現場に丸投げになっているように感じてしまいます。私が孤立しているからそう感じるだけなのかも知れません。大学自体では取り組みが強化されているのかも知れません。ただ、多様な障害に対して対応するというのはかなり負担ではあります。そういう意味では、個別ではなく全体に対応した方が良いのかも知れません。字が細かく詰まっていると見えにくいという障害の学生への対応として、資料を事前に配布することにしました。データとして全部を渡しておこうと思っていますが、それなら全学生に向けてネットで資料を公開した方が良いのかなとも思うようになりました。他にも困っている学生がいる可能性もあります。ただ、そうすると授業に出てくなくなる学生が当然出て来るでしょう。それらの学生を排除するために公開しないというのも変な気がします。学生が受講したいという授業をしていたら、たとえ資料を配布していても出て来るでしょう。ただ、現実としてはそういう授業ができていないです。高校の授業の延長になっています。知識を授けるという昔ながらの授業になっています。AIの時代になっては、古臭いものになってしまったように感じています。もっと授業内容を深化させていかねばなりません。

修学支援 

新学期になり、学生支援センターから修学支援が必要な学生の書類が来たが、今回はその多さに驚きました。色々としんどい症状があっても、支援してもらえれば何とかなるという情報が広まったからでしょうか。支援が必要であっても支援に結びついていない学生もいでしょうから、実際には支援を必要とする学生はもっと多いのでしょう。先日も、学生から確認のメールが来ていましたが、確認の内容からすると強迫症なのかなと思われました。ただ、これだけ多くなると個別対応というのはかなり大変になってきます。昨年は授業の資料を送ってくれという学生がいましたが、学習意欲があるのなら構わないのですが、それ程ない学生に対応するのは余り歓迎しません。また、今のところプリントのデータの送付程度のことしかしていませんが、映像資料の閲覧とかを求められると対応しにくくなります。まあ、私が色々な機材を十分に使いこなせていないことも問題ではあるのですが。ところで、リモート授業が始まった頃、ユーチューブを利用しようと思って、研究費でユーチューブの本を買おうとしたら却下されたことがありました。研究費は研究のために使う金であり、授業のためではないとのことでした。授業にかかる費用は自腹でやれということなのでしょうか。良く分かりませんでした。

新学期開始

今週からいよいよ授業が始まります。実際は明日からですが、今朝は何度も目が覚めました。長期休暇明けの出勤と言う感じで、結構重苦しい気持ちになりました。子供の頃のことを思い出します。別に学校嫌いという訳でもありませんでしたが、それでも月曜日の朝はプチうつ、長期休暇明けはもう少しうつ気味であったように思います。コロナの制限と言えば、ほとんど皆がマスクを着用しているくらいでしょうか。久しぶりに制限のない、新学期を迎えた感じです。コロナ禍を機会にリモート授業などを進めた大学もあるようですが、我が大学はもうやっていないようです。リモート授業も上は指示を出すだけで良いのですが、やる方は何の知識もなく、いきなりという感じで大変でした。私の場合はパワーポイントを使って授業をしていたので、まだましでしたが、それでも余り良い授業とは思えませんでした。とにかくレポートの確認が大変で、丸写しをするような学生もいました。今なら生成AIによるものになるのでしょう。新学期最初の授業は、パソコンの調整や受講者数が分からないなど色々と大がくす。受講対象を勝手に変えられていて、前年度の倍くらい学生が来て、資料が足らなくて困ったこともありました。まあ、色々なことに慣れてはきましたが。

新学期

とうとう4月になってしまいました。今日が入学式です。授業も今週から始まりますが、私の授業は来週からです。長いようで短い休業でした。まあ、2/3くらいは来ていたので、生活のペースは変わりません。ただ、これからは目覚ましを掛けることになりますが。最終入試の翌々日にはオープンキャンパスも開かれて、早くも新学期が始まった感じです。先週は前の副学長と飲みに行っていました。大学の評議委員をしていて会議で来ておられました。今年度で辞めるとのことで会えなくなるのが残念です。大学の方は何とか学生が集まっているようです。ただ、学科によりばらつきがあるようです。前期は後期よりも授業時間数が多いので大変です。今年は何かと忙しく、資料の改定が余りできていないので、授業をやりながら直していかないといけません。

謝恩会

先週末に今年度の最終入試があったようです。完全に落穂ひろいという感じですが、効果はあるのでしょうか。また、学生の質はどうなのでしょうか。そして、すぐに来年度のオープンキャンパスが始まります。先週の土曜日には、卒業式と謝恩会がありました。謝恩会の方だけ出席しましたが、こちらは4年振りとのことでした。全体での会がある方が盛り上がるようです。皆盛装して楽しそうでした。私は、講義しか受け持っていないので、学生の顔を見てもよく分かりません。もっとも教授会に出ていないので、他の教員の顔もよくは分かりませんが。余りしゃべることもなく、皆の様子を眺めていました。これが特任のつらいところですが、その分自由があるので仕方ありません。

誤作動

先週は火災報知器の誤作動がありました。最初は確認していますと言っていたのが、火事ですと叫び出しました。私は最初はどうせ誤作動だろうと思って放置していたのですが、余りに長く続くので部屋の外に出ると何人もの人が階段を下りてきました。ただ、煙も臭いも特にしていないので、まあいいかと思っていましたが、いつまで経っても叫び続けているので、もしもこれで火事に巻き込まれて死んだりしたら格好が悪いなと思い出しました。それで、一階まで降りて行きました。2・30人が事務所の前でウロウロしていましたが、特に緊迫感はありませんでした。それからしばらくしたらメンテナンスの人が来て、誤作動であることが確認されたようでした。これが授業期間中だったら結構大変だったなと思いました。授業が中断した分をどうするか困ったところです。そのまま帰ってしまう学生もいるでしょう。また、火災が発生して火災警報器が作動しても、誤作動だと思って対応しないことも考えられます。油断せずにやることが大事でしょう。

雇止め

どんどんと日にちが過ぎてゆきます。もう3月も中旬になり、休みになって1か月が過ぎていることに気づきます。残りは後1か月。折角の時間を無駄にしないようにしたいのですが、中々難しいです。私は勉強をするのは好きですが、研究はほとんどしたことがありません。特任ということで、教育だけをしていれば良いことになっています。研究をしないのは肩身が狭いですが、特に咎められることはありません。また、大学の運営にも携わっていません。そういう意味では首を切りやすいポジションなのでしょう。そう言えば、私が普段良くお世話になっている事務の男性が辞めるので、挨拶がメールで配信されていました。彼は正職員だとおもっていたのですが、5年未満で辞めることになりました。雇止めのせいなのでしょうか。以前も懇親会の時に辞めることになった職員が不満を訴えていたことがありました。大学の職員は正規雇用の人はそれ程多くないのではないかと思います。仕方ないのかも知れませんが、卒業生が雇止め合えば理不尽な事だと思うのではないでしょうか。大学がそのようなことをしているのはどうなのかなと思ってしまいます。私の場合は一年契約を更新し続けて今まで来ましたが、雇止めがなかったから助かりました。というか、雇止めがあったら転職していなかったでしょうが。