問題意識

前期は、大学院の修士の学生が二人来ています。本当は、後期だけのはずだったのですが、本人達の希望が強かったようで、前期もしなくてはならなくなりました。後期は残りの学生が来るので二度手間になってしまいますが仕方ありません。二人はかなり学力、経験に差があるようでそのギャップを埋めるのが大変です。社会人学生では、どうしても本人の能力以上に、経験の差が大きく出てくるようです。カリキュラムも最初から決めてなくて、本人のニーズに合わせてやってゆくので、問題意識がなく、大学の授業のような感じで来られると困ってしまいます。今までなら、社会人学生は仕事に関連した問題意識を持っていたのですが、今年のおじさんは定年退職してから勉強をするのが趣味のようで、習う事が目的のようです。段々そんな人が増えてくるのでしょうが、少子高齢化の中で生き残るためには、そのような人のニーズに応えることも必要なのでしょう。