今時の若者

火曜日の授業は今日で終了です。後は試験です。月曜日は来週まで。今回は、前よりもセーフティーネットを設ける予定で準備しています。いずれにしても、いかにして勉強してもらうかを考えないといけません。義務教育ではないのだから、そこまでする必要はないのではとも思いますが、今はそういう社会情勢だということだと思います。勉学意欲の少ない学生にいかにして勉強をさせて学力をつけて卒業させるかが求められます。他の大学の教員などは、担任制で遅刻の多い学生にはモーニングコールをしなければならないとの事。担任している学生が辞めたら、担任の責任となり叱責されるとの事でした。私のところはそこまではやっていないようですが、人ごとではありません。ただそうして社会に送り出した学生が、どこまで生き伸びてゆけるのかは自信がありません。今の若者の離職率の高さはそういう現状を示しているようです。大学卒業までの緩さと社会の厳しさのギャップは我々が考えているものよりもかなり大きそうです。まだ体育会系のクラブやアルバイトなどで鍛えられていれば少しはましなのでしょうが。豊かさの中で厳しさを保つというのは難しいことだと思います。子供の教育のためにテレビやゲームを持たない家庭もたまにありますが、余程うまく育てないと、苛めに会ったり、友だちができず社会性がなくなったりする心配もあります。スローガンを掲げての子育ては難しいようです。という事で、ほとんど社会の流れにまかせてやってきた結果が今の状況という事でこれも受け入れてゆかねばなりません。