危ない大学

先日、他の先生が2015年度版の危ない大学という本を持っていたので見せてもらいました。我が大学も危ないところの最低ランクに載っていました。以前はもう少しましなランクだったそうです。でもよく見ると、データが12年のものでした。15年度版の本を誇示しているにしてはお粗末過ぎるように思いました。データは毎年出ているのだから、少なくとも14年度のは使って欲しいものです。我が大学はここ3年程は学科を改編しており、経営的にはましになっているからです。著者の経歴を見ると、同じような誇大的なタイトルの本がいくつも出ており、そのことに専門というよりも、ただデータを元にして、裏付けなどは取らずにええ加減な姿勢で出しているようでした。でも、そんな事も一般の人は知りません。自分に関係した事を書かれて初めてええ加減な本であることに気づきます。新聞の本の広告にセンセーショナルなタイトルで出ていたら、それを見て買う人は多いでしょう。