倒産

最近は、大学の倒産についての本が結構出版されるようになり、いくつかは目を通しています。我が大学は、倒産の危機にある大学の一つにいつも挙げられています。一族経営の中小私立大学で、短大から4年制に移行した、典型的に危ない大学です。学生の充足率も6割前後で、中退率も高く、対策は小手先のものばかり。とは言っても、実際のところどうしてゆくのか難しい。こんな本に載っているとますますイメージが低下するのですが、いかんともしがたいところです。今年、学長が替りましたが、学長の首のすげ替えだけでうまくゆくのでしょうか。今回の人は、高校の教育委員会などに顔が利くようですが、それがどの程度の効果を現すのでしょうか。設備が貧弱でも、学費は同じようなものなので、学力があれば当然きれいな大学に行きたいでしょう。いかに、魅力のある大学にするか、決して人ごとではありません。私もやらなくてはなりません。他人事ではありません。