好きな事

お盆で大学がしばらく休みになっていたり、試験の採点に追われたりして中々書けませんでした。今はようやく、夏休みのまっただ中です。来学期に備えて、こうやって大学に来ては、仕事の合間にブログを綴っている訳ですが。例年、テストでは1割前後が単位を取得できません。なるべく通って欲しくはありますが、全然勉強できていない者を通す訳にも行かず困ります。特に4回生は原則通そうとは思いますが、まったく勉強していないのでは話になりません。できは悪くても一応は勉強してもらわなくては困ります。授業についての感想や意見を書いてもらっていますが、かなりきつい事を書く学生もいますが、建設的な意見もあり大切です。お盆休みには民博に行ってきました。研究員がそれぞれの立場で夏の話をするのを聞いてきましたが、民族学というのは、とてもあこがれます。研究者もほとんどは自分が好きで始めた人が多いように思います。金銭的にはそんなに恵まれる分野だと思えませんから、好きでないとやれないでしょうが、好きでできたらすばらしいことだと思います。この前、吉村作治さんの「教授のお仕事」という本を読みましたが、とても面白かったです。現在、大学が直面している問題を小説風に話を展開していっており、とても他人事とは思えませんでした。マスコミで有名になり、いわゆる学問の世界からは足を引っ張られていた人ですが、本を読んでよく理解することができました。