高学歴女子のワーキングプア

今朝は、何故か学長が校門のところに立って、学生を迎えていました。連休を前にして、五月病対策でしょうか?まあ、何かあったのでしょうが、私は教授会に出ていないのでよく分かりません。先日から、高学歴女性の問題について書かれた本を読んでいます。妻が図書館から借りてきて、面白かったとの事なので読んでいます。私自身は、資格があったので雇ってもらえたので、下積みを経ていないので、教員生活の大変さを余り理解していなかったようです。今は、特任教授として、任期一年で、契約を繰り返すという形になっています。確かに、大学の教員は、少子化の中で大変な業種なのでしょうなどと無責任な事を言っていますが、博士課程を多く作った中で、将来の事態は予想されていたと思います。それを放置したまま、拡大路線を取り続けてきたので、こんな事態になってしまったのだと思います。という事で、文科省の悪口を言ったところで仕方ないのですが。中々将来を見通して計画を立てるといのは、実際のところ難しいと思います。職業にしても、大学を受ける時点でよい職業が、卒業する時にもよいかどうかは分かりません。昔は、医学部は人気がなく、理系ならば工学部の方が人気があった頃もありましたが、その後医者の収入が増えて(主に開業医だったようですが)、安定しているとの事で今は人気が出ています。高校生でも、成績がよければ医学部に行くのが当たり前のようになっているようです。そう言えば、公務員も一時かなり人気がありました。親の言う事を素直に聞く子供は、やりたい事よりも、安定した職業を選ぶのでしょう。将来的に見ればその方が賢いのかも知れませんが。やりたい事をやるというのはある意味リスキーな事であるようです。ただ、それができるのが若者の特権のようなものかも知れませんが。