世間には大型連休というのがあるようですが、大学は暦通りです。この連休はひたすら教材作りに励んでいました。資料を家に持ち帰るのは結構大変なのですが、背に腹は代えられません。今日また大学に持ってきて、明日また持って帰る予定です。連休が終わると夏休みまで一直線なので、何とかしなくてはなりません。パソコンやプリンターの調子などもあるので、余りぎりぎりの予定では不安があります。ところで、新しい科目の教科書は私が決めたのではなく、学科からの要望で採用したのですが、かなりレベルの高いもので内容も多く困っています。学生の学力を考慮に入れていないので、そのまま教えても消化不良で付いてこれないでしょう。難しい内容を教えれば学力が付くと思っているのでしょうが、それは教える側の自己満足にしか過ぎないでしょう。教員は新学科ができた時、他の大学からまとまって移ってきたようです。、前の大学でうまくいかなかったので、今度は失敗しないようにやるというような話をしておられたようなのですが、このままでは前の失敗を繰り返すだけのような気がします。我が大学では、その前にも新学科ができた時に、最初の卒業生は国家試験で惨敗しました。学生の学力を正しく評価してやらないと、前の大学と同じようにやっていては、失敗してしまいます。私も、担任をしていないので無責任なことを言えるのですが、客観的に見ればそういうことだろうと思います。
