妄想

学会に入っていると、毎月学会誌を送ってきます。余り読みませんが、捨てるのも何だからと取っておくと、いつの間にか膨大な量になっています。最近、ある学会で電子書籍化して、紙でのものは希望者だけに配布するようになりました。経費削減が目的のようですが、今後は段々と電子書籍だけになっていくのでしょう。私などは本でないと不安なところがありますが、確かに本を管理するのは大変な事です。というか、管理できていません。でも、電子書籍になればもっと見なくなってしまうでしょう。音楽などでも、昔はレコードだったのがカセットテープ、CDになり、今ではipadのようなものになってしまい、圧倒的な量の情報がコンパクトに保存されるようになっています。授業なども東進スクールのように衛星授業でやれば、ソフトを作ってしまえば先生が不要になります。大きな教室も不要になり、それぞれがパソコンを与えられ、好きな時に好きな場所で授業を受けることができるようになれば、大きなキャンパスも不要になります。今はネットで配信したりするので、通学する事すら不要になるでしょう。などと言っていると、何も必要なものなどなくなってしまいそうです。でも、教育というのは合理性の追求ばかりではなく、不合理な事も必要なりでしょう。そういう意味で今の子供達は無駄な事を省いて育てられてきているような気がします。小さい時から早期才能教育のようなものを受けさせられたりします。などと書いているうちにどんどんと妄想が広がってしまったような気がします。