国試合格率

文科省からの指示というのはどんどん細かくなってきています。というのは大学側がええ加減なことをしていて、見るに見かねて干渉してくるからでしょうか。科目によっては教員の実務経験の表示が必要になっているようです。特に医療系の科目の場合、経験のない者でも教科書の解説程度のことをして誤魔化すことは簡単なことです。実際に我が大学でもそのようなことをしようとしているようです。有資格者を雇わないで、経費削減を目指しているのでしょう。ところで今年も国家試験の合格率はよくありませんでした。選抜して受けさせているのに中々うまくゆかないようです。今後は、入学者の内の何%合格したのかという表示が必要になってゆくようです。私立大学などは受験者を選抜して、成績不良者を受験させないことで合格率を維持していたところも多いようなので、そうなると困ったことになってしまいます。でも、学生からすれば当然不当表示だと思うでしょう。そして、そこでも大学の差別化が進み、存亡の危機に見舞われる大学が発生してくるでしょう。まずは学力のある学生に来てもらうことが大切でしょう。